なにかに告げるさよなら

ゲームについていろいろ書くのをやめるわけじゃないけど、自分が何を楽しんでいるのかだんだんわかってきたので、書き方(これ僕にとっては「接し方」とおなじ意味)を変えるべきだと思った。

新しく買った「皇帝の影」のルールを読んでいた。とても複雑。でも、楽しい。難しいルールを読んでいるとわかるが、ゲーム性を理解するのに僕は、かなり、SF小説を読むのと同じ部分の神経を使っている。と、いうより、ある意味、SFそのもの。*1

「楽しい時間を過ごす道具」を離れて、鑑賞の対象としてみたとき、SF小説程度の娯楽性は保証されているんだな、ってことでもある。SFがそうであるように、発見や驚きにあふれている、かも知れないが、それ以上のものではない…。*2

いや…なんだろなぁ…逆に同じものなんだって思えて、同じフレームで処理できるから、そっちのほうがいいのか。

あと、継続してこの楽しみをつづけていくためのスタイルをちょっとまじめに考えたほうがいいかも、とも思った。

しかし「皇帝の影」のルールは可笑しい。可笑しいというのは、テーマやルールがバカなのではなく、真面目なんだけど面妖すぎるところが…一種のバカSFかも…。アクションカードの種類に赤青の色があって、早い者勝ちでどんどん取っていくのだけど、取ったカードの赤青の多寡が、次ラウンドで生まれる子供の性別を決定するという…結婚と出産が直接むすびついてないところが変すぎ。

*1:ルールの提示→つながりの理解→実際のプレイで何が起きるか想像…という頭の働きは、そのまんま。

*2:もちろん、「コミュニケーションの道具として」使える、みたいな点には価値があると思うし、実際僕もそれをおおいに楽しんでいるけど、それは僕とっては、「趣味」の領域ではない。