88年か89年ごろ

初めてCDラジカセというのを買ってもらって最初の頃に、プリンスの「ラブセクシー」というCDをテープにダビングした。ラブセクシーというのはプリンスが裸体で指の間からニュウリンを覗かせているという悩ましいジャケットで話題になったアルバムで、そうたしか紀伊国屋の3FのCDコーナーに向かうエスカレータの右には、拡大したプリンスのジャケ写がパネルになっていて、いくらなんでもこれはと僕は…そんなことはどうでもいいが、このアルバムは、CDで聞くと全てが1曲として扱われており、クラシックの組曲プログレのように長大なものではなく、曲はちゃんとしたポップソングでタイトルも付けられているのだが、要するにトータルで最初から最後まで聞いてくれという、ジ・アーティスト・レイター・ノウン・アズ・♂♀(の合字)ことプリンスの主張だったようだ。

日記の見出しをh4タグにして、ソーシャルブックマークからひととき耳を塞ぐ、ということを考えていたら、そのことを思い出しました。