送ったゲームのライナーノート

傑作(「ある意味傑作」も含む)を選んで入れた。

簡単なインストは g:brettspiel のキーワードかどっかに書きます。

ドルンタードルーバー (3..4)

ビフォアーカタンのドイツらしいゲーム。そこに建設とかNEEEEEE! と序盤は盛り上がるが、カードを消費していくとどんどん地味な戦いになるのがよい。

はげたかの餌食 (3..5)

送ったものが全く遊ばれなかったらどうしよう、と、弱気になって入れてしまった。
デイリーポータルZ:巷で話題のドイツ製ボードゲームをやってみた など参照。

バトルライン (2)

こっから本気。ビフォーカタン・アフターカタンという概念はこの間ネタで書いたけどわりと有効なのかも。アフターカタンボードゲームは、ファミリーゲームの枠をはみ出すことを恐れず(カタンも出た当時は「複雑すぎる」と言われたそうで)、作家がアイデアを盛り込むものと定義しとく。

そんなことはどうでもいいんですが、バトルラインはマジ傑作なのでお願いですから遊んでください。

最初は、特殊カードを使わないで何回かやってみるといいと思います。

ムガル (3..6)

「株取引を擬似的に表現したルール」がよい。
「売り抜ける」「機会を逃さず行くときは行く」という感覚が、これだけのルールで体感できるのは、本当に素晴らしい。
4人が最適な感じ。人数が増えると、ままならなくなる。6人プレイは、酒飲んだときのほうがよさげ。

カルカソンヌ (2..6)

めくりゲームではなく、手下の投資・マネジメントのゲームと思って見ると面白い。慣れると「草原による得点の取り合い」という軸が見えてきて面白さが増す。
拡張タイル(湖・聖堂)が入ってるが、拡張のルールを無視して遊んでも問題ない。冗長に感じるときはタイル枚数を適当に調整するといい。そのへんのゆるいコンフィギュレーションが何通りもできる。

2人プレイが特におすすめ。

ハイ・ソサエティ (4..5)

以下3つは、慣れた人向け。

競りゲームは、緻密に確率計算ができる人がいる場合には、勝てないかも知れない。そういう意味でガチ。でも、フィーリングの値付けで遊んでも、口頭で「ほらお買い得だよ買いなさいよ〜」と煽ったりすかしたりしてヘラヘラ遊ぶこともできる。

「一番金を使った人は負け」というギャフンルールがすばらしいです。

サンマルコ (3..4)

ルールはかっこいいんだけど(ケーキの分配問題をそのままゲームにインポートしてる)、展開がどうもなぁ…というゲーム。

こういうものをうめぇと感じるようになったら、メビウス行って自分でボードゲームを買うとよい。

サンクトペテルブルク (2..4)

初見ではプレイングがわからないゲームも入れた。

地味だけど、今回のリストの中では、バトルラインと同様、数十回のリプレイに堪えうる傑作。

自分にとって利があるものを選んで買うだけのルールで、最初は何が面白いのかわからないのだが、微妙に場をコントロールできることがわかると、突然面白くなる。