消滅したサンジョルディの日のかわりに (2)

1の続き。読むと変な顔になりそうな短編集。持ってないのは買って読む予定。

壜の中の手記 (角川文庫)

壜の中の手記 (角川文庫)

黒いカクテル (創元推理文庫)

黒いカクテル (創元推理文庫)

ジョナサン・キャロルは、書店にあったので、入手してちょっとめくって眺めていたけど、飲み物噴きそうになった。何これラファティ? 最高すぎる……

繰り言

こういうリストって、名前を付けてしまうものではなく、「こんな感じのアレ」と示したところに「それって、こんな感じ?」と、「アレ」を言語化しないまま、なんとなく集約されるものだと思うんですよね。(じっさい、上のジェラルド・カーシュは、コメントで「こんな感じ?」と教えていただいたのだし)

これらはまとめると「奇妙な味」と呼ばれるものなのかも知れないが、よく知らない。この、読みながら、ときにニヤニヤ、ときに口を開けてしまう、私の「アレ」は、私の経験であって、それが一般的に「奇妙な味」と呼ばれるかどうかは、重なっているかも知れないし、過不足があるかもしれない。

タグや分類では、「アレ」を表現できない。「奇妙な味」と呼ばれるものと私の「アレ」の重なる範囲が大きいから、「奇妙な味」のものを優先的に読んでみる、ということはあるかもしれないけれど、それ以上の意味は、ないのだ。

そういう問題以前に、Web本棚サービスでは、個人が複数の本棚を編纂することを想定していないものも多い(勝手に本棚が作れるサービスは本棚.orgしか知らない)。どうなってんのよ。