最近の再生（バレットウィッチ）

酔っぱらったついでに買って帰る。

これ、このままアメリカっぽい風景を延々歩かされるのだったら「ザ・ロード」になる。敵は「悪魔」という建前のレザーフェイスみたいな人間狩り集団だし。

細部のバッサリしたところが、テーマと相まって恐ろしく感じられる。空中に大脳みたいなのが浮かんでるキャラを、説明なく見せるのだが、これは「エリアを封鎖しているアンロック用キャラ」。こんなものを単なるチェックポイントとして場所場所に出されると、やっていてちょっと頭が痛くなる。

風景は丁寧なんだけど、その風景のなかで、「悪魔」と人間が、遠くでパラパラと追いかけっこをしているのを見ていると、やはり、頭痛がしてくる。

このぞんざいな配置と見せ方がたまらん。和ゲーにありがちな、食ってもまるで映画の味がしないガム。

しかしそれを貶すのも勿体ないからしばらくやっていると、味がしないのを通り越して、この大味なお膳立ての隙間から、意図しない狂気が見えてしまう気もする。昔のプレステの低予算ゲームにも通じる何か。

足りないところは愛でカバーするタイプのゲーム。（そんなんしかやらないですけど）