スカイライン - 征服

story

感想

ラストは予想の範囲内なので特に腹が立つとかはない。逆にアメコミ映画っぽい吹っ切れ方が「イェーイ!」と思える。

舞台が高層マンションを一歩も出ないというリアリティを設定してるわりにあのラストは何なのだ、という感じもしなくはない。しかしそこは、私の中では整合性がとれていて、「なりゆきでじたばたしてたらこうなった」という姿勢では一貫しているのではないかと思う。

つまりあのアメコミエンディングは、人類反撃の宣言みたいなだいそれたものではない、という解釈。

ひょっとして主人公は、あの見栄を切った直後に、もっと巨大な異星の生命体に脳ごと破壊されてしまっているのかも知れない。そのときその場にたまたま戦える身体があったので暴れてみただけで、それで全体の状況を変えようとはほとんど考えてなさそうところに、好感が持てる。

77点。