2011年の映画 ふりかえり(3)
選外で気になったもの
寝てるうちに美しい映像部門:蜂蜜
芸術映画も起きていられるように頑張ります……。
グロかわゆい部門:リッキー
パタパタパタ……と飛んでいっては天井にごつんとぶつかる様がやばい。
アニメ化希望部門:エル・トポ
それこそ無限にガンマン出せるから。
どうでもいい部門:スコット・ピルグリム
これは本当に意味がわからなかった。元ネタと映画の内容に何の関係が?
女優:エル・ファニング(SOMEWHERE, スーパー8)
「スーパー8」の泣きの芝居を見るシーンとか。
男優:エイドリアン・ブロディ(スプライス)
「この顔が出たら信頼できる」枠にエントリ。映画秘宝にもそんな感じで載ってました。
映画館:Denkikan(地元)
実質(パスポートを購入して年5本観れば)、ほぼ全作品1000円。ここでかかるアメリカ映画・ヨーロッパ映画は、大人が楽しんで観られるくらいには、だいたい安定してます。
ミニシアター系はどこもそうなのかも知れないけど、「人生なんとかかんとか」みたいな地味な映画を観ようとすると、上映前に、おなじ毛色の映画の予告編が3,4本かかる。これを続けて見てると、「さすがにそんな映画はないだろ」と突っ込みたくなってくるのがものすごくおかしい。なんだアルゼンチンのジグソーパズル選手権映画って。「映画プロットたほいやをやってる」あるいは「グラインドハウスの嘘予告を見てる」ような気分になれてお得です。
5. ソーシャル・ネットワーク
テンションの高い映像に見えるのは撮影なのか演出なのか。含みをもたせた脚本を初見で読み解くのが下手なので、どうかしたい。楽しめた、というより、教科書として勉強させていただきます、的な評価。買ったまま観てない「ホワイトハウス」も正座して観るべき。
3. トスカーナの贋作
今年一番「そこに行ったような気がする」「なんかデートしたような気分になる」映画。こんなトンデモなつきあいは現実にはないけど、微妙な会話のずれや仕掛けあいが飛び交うさまは、すさまじく「あるある」じゃないかしら。
2. シリアスマン
めちゃくちゃ笑えるコメディであると同時に(もしくは、コメディだからこそ)「不条理」が扱われている。ラストの「最大の不条理」の悪夢感がすばらしい。震災のすぐ後に観たのもあって、印象深かった。
1. 冬の小鳥
「生きたければ、いちど死ね」という、この映画の投げてくる球をまっすぐ受け止めたい。