最近の再生 (永遠の僕たち)

永遠の僕たち (映画)

原題、restless。

難病映画。泣かせるようなことはほとんどなし。肉親や恋人との別れを、戸惑いベースで描く。

交通事故で死んでしまった親の墓石を「なぜ死んだ!」とハンマーでぶっこわすシーンがあって、どんだけ子供なんだ……と鼻白むのだが、じゃぁ他に何をする? と言われると、何も思い付かない。八つ当たりせずに何か見つけろよ、と言うのは簡単だが、それは話を置き換えてるだけだし。

死を特別な別れとしてではなく、生の一部としてうけいれようとするからこそ、生まれる感情もあるだろう。「なぜ死んだ!」は、そういう怒りでもあるのだろう。「なぜ墓石の下なんかにいる!」

ポスターと「永遠の僕たち」というタイトルは、BL客を呼び込むミスリードかも知れないと思ったりもした。