3/31の日記(マイレージ・マイライフ)

マイレージ・マイライフ(BD)

あーこれは名作枠や……。「恋はデジャ・ブ」「素晴らしき哉、人生!」と同じ箱。なんどか見返す、という意味で。

「誰かいるのかい?」「道に迷った人よ」……。こんなハンドアックスをカミソリのような速さで入れて来る、脚本のすばらしさ。

レンタカーを借りるあたりから、ドアが開くまで「それはあかんやつ……雪積もってるし、ぜったい惨めな思いする展開……」と、初見でも数秒先のシーンをありありと想像できる。で、そのシーンから「……そりゃそうだよ……」と振り返ると、ソファで3人で談笑しているときのシーンの寒々しさ、鼻の下のばしてエロSMSやりとりしてるときの情けない顔が、フラッシュバックする。

いやーはいはい、どうにもならないって最初から知ってた。知ってたけど、それを何かに(都合のいいほう、に限ったことではなく)解釈して生きていかざるをえないんですよ。ものの十数秒のジョージ・クルーニーの口車に乗せられて、妹との結婚を決意してしまう妹婿を、「なーにが人生の副操縦士だっつの(笑)」と、笑えますか。

なんだか、amazonの評で自分と見解が違うものを見つけてはそこに向かって書くようなていになってるな…いかんいかん。

あと、アナ・ケンドリックさんはかわいいです。

マイレージ、マイライフ [Blu-ray]

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