hatena: 投票

ということで、キーワードシステムや、はてなダイアリーで多く取り上げられている事について、はてなダイアリー用の掲示板と、投票所の設置をはてなダイアリーへの要望として、再度提案する。

キーワードツリーのジャンルについて、賛成反対票を投じるというような、軽い意味合いのもの(スラッシュドットの投票に近いイメージ?)であれば賛成。あくまで全体の感じをつかむだけ。
が、それ以上はちょっと問題ありそうだと考えます。投票で意志決定に参加できることが保証されてしまうと、一部の声のでかい奴が影響力を持つような状況=言ったもん勝ちになるのではないか、心配です。今でも言ったもん勝ちであることにはかわりありませんが、それは「勝手に言ってるだけ」の言ったもん勝ちであって、それは意志決定に直結してないですね。
例えば「荒らしであるAさんの利用を認めるかどうか」などというクリティカルな問題について投票が始まってしまったりすると非常にやっかいではないかと。
勿論私も含めそういうことを言い出す人は今はいないのでしょう。ではそういうことを言い出す人が現れたらどうか。「なんで投票であいつを追放しないんだ!」という言いがかりに対して、心ある利用者は、彼(彼女)を説得しなければならない? 正直、それは御免こうむりたいし、説得するのはきっと一部の声のでかい人なんでしょう。

仮に、投票で決まったことを利用者の総意と認めるとして、利用者の総意で決まったから「正しい」とするのには抵抗があります。たとえ全会一致だったとしても。私は「はてな」と利用契約を結んだのであって、他のユーザーのと契約しているわけではない。

もし、ユーザー内での投票結果による意志決定を呑むような項目が、「はてな」との利用契約内容に盛り込まれたとしたら…私は、利用しなくなるでしょうたぶん。自分以外どんな人が使うかわからないのに、そういう負担や、逆に責任を、負いたくない。

投票で決をとるという仕組みが馴染まないと思うのですよね。前にも述べましたがあくまで「ユーザーが勝手に提案」→「運営者が勝手に採用」されているという図式が保たれるべきだと思います。妙な言い方かも知れませんが、利用者の意志が直接反映されることが、保証されるべきではない。
仮に、近藤さんはじめスタッフの方々が、我々の要望を最大限聞き入れてくれる方向で現在作業されているのだとしても、意志決定のプロセスはブラックボックスのままなのであって、そうでなければいけないのではないかと。

使いやすければ使うし、使いにくければ使わなくなる。キーワードが荒れていることに関しても、害が及ばない限りは、最大限の自由を保障するべきだと思っています。

トラブルが発生した場合の対処は、

  • 我慢する
  • 個人間で話し合って解決する
  • 「これは規約違反ではないのか?」と運営者に訴える
  • 規約やシステムがヘンだと思ったら規約やシステムを改変するよう運営者に提案する

の、どれかだと思います。ユーザーの総意で何事かを決めようというのは、どういう場合必要なのか、よく判りません。というわけで投票システムには反対と言わせといてください>「はてなダイアリーへの要望」。

ここまで書いて思ったけど、単に私がネット喧嘩を見慣れていないので、理想論を言ってるだけなのかも知れない。「おめぇ甘いんだよここ読めば多数決の強制力が必要な例が判るんだよ」みたいなところ、どこなのだろう。
ニフティ