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先週は『イラク』『現代イスラムの潮流』を読んだ。今『イラクパレスチナ アメリカの戦略』を読み中。こういうのが昼休みにさらっと読めるくらいの読解力が欲しい。
読んだからといって「わかる」わけもなく、こういう本は数多く読めば読むほど「わからなくなる」ものなのかもしれない。だから戦争に賛成か反対か決めるのが目的ならば、本など読まないほうがいいのかも知れない。
また、ぼくのやっているようなことは、知識を入れることが自己目的化するだけだと、非難する立場の人も、いるかもしれない。書物など読んでも人の揚げ足取りしかできないのだから、いますぐ街に出て人文字でも作りなさい、と。
ぼくはそういう人に反論することができない。なんで素直に戦争反対って言えないの? と聞かれても、いやぁすいません、わからないんです、としか言えない。ぼくがテレテレと新書を読んでいるのは、単なる興味の域を出ないし、結局知ったふうなことを言いたいからだ。毎日テレビや新聞で生のネタが提供されているというのに、勉強しない手はない。この機会を逃したら、また無知な状態を続けることになってしまうのが恥ずかしい。それが動機だ。戦争に反対するための論拠を得るために読んでいるのではない。
結論を得るために読むのなら、最初から読まなくてもいいじゃないか。