ゲーム脳の恐怖

放っておくとどんどんゲームの話が増える。これはきっと長い目で見て逃避をしているだけなのだとも思う。でも自分の中で、考えるという習慣を身につけたい、いろいろな脳の部分を活動させたい、そういう気持ちもある。

ちょっとミステリやSFを読まないと、何が楽しかったのかすら、忘れてしまう。お約束のストックを増やすために読んでいるのか、知的遊びの一つとして読んでいるのか、わからなくなる。自分の中の一部の「頭働かせたい欲」は、ゲームに持って行かれてしまったのかもしれない。なにせ、10分程度で思考と不確実さのるつぼにたたき込まれるのは、読書に比べて手っ取り早いと思うし、1時間ずっと、平均的に、勝ち負けやコミュニケーションやスリルが持続するというのは、読書に比べて、…。

いや、そんな比較はどうでもよくって、要するに自分の中で、ページをめくる行為が、なかなか、ゲームの楽しさに、追いつかない、ということが、問題なのだ。

えーと、何か、読みかけの本があったような…何のために、本を読んでたのだっけ…そうだ、薔薇の名前を読むんだった…