随兵寒合

随兵行列*1が行われる9月15日を境に、最高気温が下がり、秋らしくなっていくことを、熊本では随兵寒合(ずいびょうがんや)と言う。たほいや倶楽部の問題に使えばよかったかな。

ところでこの随兵行列、毎年どこからともなく、パンチパーマの男性や、手ぬぐいの豆しぼりの頭への乗せ方を異様に気にする女性や、後ろ髪の長いその子供がたくさん現れて、リズム感のないラッパに合わせて無秩序な踊りをする祭りであると、ぼくの中では認識されている。

さて9月15日は来年からかならずしも休日ではなくなってしまうので、15日に行列を行うのであれば、「学校や職場を休んでも祭りに出る」いわば、はえぬきの祭り好きの人が集結するので、それはそれで嫌だと思っていたのだが、これは23日の秋分の日に移動になるらしい。それだと随兵寒合の季語の意味が無くなってしまうような気もするが。

ぼくは、この祭りのことを良く言っている人を、あまり見たことがない。ぼくも、地元商工会や高校同窓会(熊本というところは高校の同窓会がそういう力を持っているのです)やその他任意団体が都合をつけて集まるための祭りなら、なくてもいいと思う。

*1:藤崎宮例大祭の、神幸行列のこと