ここ数年、腕時計にGIEZのアナデジ*1を使っているが、デジタル部分とアナログ部分は完全に別系統で動いていることを、今日初めて知った。最初、時刻合わせのときに、デジタル設定に連動して針が動いたので「おお!」と思っていたのだが、デジタルとアナログの間に時差がある場合は、その差はキープされるらしい。つまり、ふたつの時計はクォーツのクロックで同期して動いていて、初期設定でデジタルとアナログが同じ時間になるように合わせられているだけなのです。

時計のマニュアルを無くしたので、どこをどう触ると何がおきるか、皆目わからなくなっていたのだが、今日、デジタル/アナログが2分くらいずれていることに気がついた。出勤時タイムカードの時刻と自分の時計の時刻が違っていて冷や汗をかいたのだった。

どうも、いろいろ押しているうちに、何かの拍子に、アナログ部分が遅れたらしい。あるいは、デジタル部分の時刻合わせばかりやっていたので、相対的にアナログが遅れてきた、とか。

なるほどなるほど…「アジャストボタン」と別に「時刻設定」モードがあるのは、これは、アナログ時計のほうの時刻設定をやるのだな…。おお…ボタンを押している間、針が動く…

腕時計のボタンをあちこち押して「おー」「わー」とか言ってると、小学生のころ、初めて、ボタンのいっぱい付いたデジタル時計を貰って、意味わかるまであっちこっち押しまくっていたときの感覚が蘇る。

意味わかんないものが意味わかるになるのが、遊びとして気持ちいいのだと、そのとき覚えたように思う。

上の世代にあった「時計を分解して原理を知る」楽しみが奪われ、「ブラックボックスを触る楽しみ」にとってかわった、ということだろうか?

だからどう、ってわけでもないが…70年代前半生まれは世代間の谷間に生きてる自覚が強いから、こういう、どうでもいいことでも、被害者ぶってみたくなるのだった。

*1:すぐに壊すのでGショック以外使えない