親子ゲーム会

昼、親子ゲーム会。気が付くとスタッフぽいことをやっている…別に断り切れない性格というわけではなくて、まぁ自分の中でアリだと思ってるのでやってるだけだけど(そういうふうに考えてしまうことが「断り切れない」ということなのか)。

baracさんの大量増援もあって、小さな子供でも遊べるようなおもちゃ(ゲームにすらなってない感じの)が、テーブルの上にずらずら並び、壮観。

さいしょに、3歳くらいの子供が、お母さんに手を引かれて来る。箱を指さして、これやりたい、というので「ビバ・トッポ」を開ける。baracさんは手にパペットを挿してインスト。いやほんと、これくらいやらないと、小さな子供は聞いてくれない。

「ビバ・トッポ」というのは、猫につかまらないようにネズミを動かすという双六で、「ゲーム」の中ではもっとも簡単な種類のもの。猫につかまらずに最後まで逃げ切ったネズミは、大きなチーズが貰え、途中の部屋に逃げ込んだネズミは、小さなチーズしか貰えない、という、チキンレース的なゲーム性もある。

http://ejf.cside.ne.jp/review/vivatopo.html

…はずなのだが、3歳の子というのは、ようやっと、数の概念を理解しはじめたばかりという年齢で、双六というものが、まずゲームとして成立しない。サイコロの出目が数をあらわす、というのは、わかるみたいだけど、出た目を言ってあげて「よっつー」というと、にこにこして指を広げたり折ったりする。そこに手を貸して駒を持たせてあげて「はい、いち、に…」と、進めると、にこにこしているが、あまりやってることの意味はわからないみたい。当たり前か。

それから、自分がどの色だからどの駒を動かしていいか、というのも、わからない感じ。目的のある「ゲーム」になるのはもうすこし年齢が上がってからということらしい。その子のお気に入りは、後でやっていた木のおもちゃだった。

(文が冷たいかな。でも、「子供の遊びなんだからこれでもあてがっておけばいいや」みたいな無責任さよりは、全然ましだと思うし、自分がこういうことに目的意識を見いだせるとすれば、そういう「遊び」に対する、おとなのテキトーさを変えることなのだと思った)

ぽつぽつと親子連れが入ってこられるようになる。5歳くらいの女の子の親子と「にわとりのしっぽ」。

http://ejf.cside.ne.jp/review/zickezackehuhnerkacke.html

次のマスに描かれてある絵を、神経衰弱よろしく、きちんとめくることができると、にわとりのコマをひとつすすめることができる。プレイヤーの他の2羽のにわとりを飛び越えて先頭に立ったら、ゲーム終了。メモリーゲームなので「あれ? なんだっけ?」がやりやすい(子供相手にわざと負けられる)。しかし欠点は…皆が同じような程度で間違えていると、追い越しが発生しないので、絶対にゲームが終わらないこと…。途中で気付いて、場のタイル数を半分にしたけど、やっぱり終わらない雰囲気…だれ気味になりかけてきたので、「ま、こんな感じで」と切り上げる。

あとは、小学生くらいの女の子3人と「生き残りゲーム」「ブロックス」「はげたかのえじき」「ピット」などやる。6/4/2年生。

  • 「生き残りゲーム」をやっている様子で気付くべきだったのだけど、ふつうの子供って「運ゲー」でわいわい言いたいんだよなぁ…。たんにカチャカチャとレバーを引いて「わー落ちた、わー残った」という感じで、速攻で終わる。
  • ブロックス」:やはりむずかしすぎだったかも…。の割に、2年の子がいちばん上手に打っていた。これは年齢より性格があるかも。
  • 「はげたかのえじき」:4年/6年の子に好評。
  • 「ピット」:2年/4年の子に好評。6年の子は、「もう一回やろー」コールにうんざり気味。というか、1枚残しておいて、子供にあがらせて満足させたげるべきでした…。(手札を交換して、全部揃ったプレイヤーが早い者勝ちでベルを鳴らしてあがるゲームなので、あがり直前でトロトロするということが可能)

終了

終わると皆フラフラ。しかし折角なのでとその後産文が取ってあり、ご飯を食べたあと、大人どうしでゲームする。

チャイナタウンはいいっすね…

(チャイナタウンについては別に記述)

jacta alea esto(目の前のアレアはとりあえず買え)

閉会、片づけ後、baracさんが「なんなら、チャイナタウン譲りますよー」と言い出した。ゲームそのものも未開封新品で、baracさんの家でもやってなかったらしい…baracさんが、奥さんとしばし「あたしまだやってない」「だって今だってやんなかったでしょ?」という交渉。奥さん折れる。そして僕と値段交渉。交渉っていうか、「え、****円? あ、じゃ買います」とほぼ即決。いや本当に、モノがないゲームなので…。

アレアのゲームについては、積んで悦にいるのを趣味にしようと思うのでとりあえず買いの方向で。

大箱の残りは、

  • 「ラー」
  • フィレンツェの匠」
  • 「貴族のつとめ」
  • 「氷河期」
  • 五番街」(まだ日本ではちゃんと出てない)

ラーがいつまでも買えないのはラーに8000円とか出したくないからであり…。そうこうしているうちにフィレンツェが買えなくなったのはショックでした。ラーもなんか再版でテーマが変わるという話から、変なプレミアが付いてるし…。

でも、よく考えてみると、上の3つはid:skoharaさんが持ってるわけであり、kdgameではaleaの大箱のほとんどがプレイできる。ゲーム1000個とか持ってるちょうマニアの人がいなくても、分担して買えばそこそこモノは揃うということでしょうか…。

感想

これはイベント全般について思うのだけど、全般的に告知の方法について何かもう一工夫できないかなと。告知というのは、印象づけることが最初の目的であって、見た人が来る来ないは問題ではないので…。逆に、あえて、わりと外れた線のところに球を投げるようなことをしないと、いつまでたってもパイが広がらないんじゃないかなー、などと、思いました。勿論最初は「何あんた?」と思われることうけあいですが…覚えて貰えるだけでもいいくらいの気持ちで。

推測で「普通の小学生はテレビゲームしてるからやんないだろ」「普通の大人は忙しくてやんないだろ」とか言ってるよりは、生産的かも知れないと思いました。