続編偏重主義 in アナログゲーム

ドイツには「ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)」という、年一回決まるゲームの賞があって、ライトユーザ層はこの賞の印が付いているものを優先して買います。この賞のマーク(赤いポーン)が付くだけで売り上げが激変します。
「ドイツ年間ゲーム大賞」の運営自体も、メーカーがこのマークをつけることに支払うライセンス料によって成り立っているそうです。(詳細→ドイツ年間ゲーム大賞とは)

昨年は「乗車券(Zug um Zug / Ticket to Ride)」というゲームが大賞を取りました。シンプルでわりと悩みどころがある、いいゲームだと思うのですが、続編だけでなく5作目まで制作が決まったとのこと…

同様に「カルカソンヌ」というゲームが僕は好きで、「ルールがスカスカ」「何箱あっても混ぜて遊べる、なくなってもOK」なところが大変家族向けだと思うのですが、拡張セットがたくさんでてます。続編もでてます。

新作は「王子とドラゴン」。ドラゴンて!

拡張や続編がでるごとに「いいかげんにしろよな」という気分にならんでもないです。確かに拡張をやるごとにテイストは変化するし、なるほど、と思わせる部分もいろいろあるんですが…。

まぁアナログゲームが無限の可能性がある、というわけでもないので、ひとしきり開拓されてしまったら後は過去の資源の再生産になっていくとは思いますが、それにしても「乗車券5」…5って…