定例会プレイログ

ラムと名誉

「飲みにいきませんか!」。宝箱にサソリが。おいその寝床はおれのものだぜ。
…面白いけど長い。120分かかったような。
TGIWのレポートにもあがってますが、4人4ラウンドくらいだと6〜7割にプレイ時間が圧縮される筈なのでちょうどよいんじゃないかなー、という話は私らの中でも出ました。

雰囲気を会話で盛り上げていくという意味では「シャドー・オーバー・キャメロット」に近い感覚もあります。好ましいゲームです。はっきりした勝ち筋というのがないので勝ち負けはよくわからない感じ。

ラムと名誉:数学の問題

ところでこのゲームに出てくる「寝床争奪戦」の確率計算がよくわからない。

簡単にいうとこうです。

1番から5番までの席に順番に人が座ります。
全員座ったら1番から順に骰子を一回ずつ振ります。
2番の人は、1番の人の出した目以上(イコールを含む)の目を出せば、1番の人に勝てます。そうでなければ1番の勝ちです。負けた方は退席します。
次に、1,2のうちの勝者と3番が勝負します。このとき勝ち残っている側の骰子はふり直ししません。つまり、勝つために必要な出目は上がることはあっても下がりません。
これを繰り返し、計5回骰子を振って、最後に残った1人が優勝です。

で、どこに着席するのが一番勝つ確率が高いか、という話なんですけども。

5人でなく2人なら後手有利な感じがします(同じ目の場合に後に座った人が勝つぶん有利)、やってるうちにどんどん勝つための出目が上がって行って、一番最後だと6を出さないと勝てないという事態になりそう。

感覚なんで実際には「後手で勝てても次のプレイヤーに上書きされる確率を引くと全部同じ」みたいな結果になるような気もします。よくわからない。

レイジ

これはちょっとすごいですよ。

基本的な仕組みは、ちょっとした特殊カードのあるトリックテイキング。取ったトリックの数よりも、「何トリック取れるか」を宣言して当てることの方が点数が高い、というところにも捻りがある。トリックを取りすぎないように出し方を調整していかなければならないが、特殊カードで切り札が変更されたりする番狂わせが起きる。

くわえて、10ゲーム遊ぶ中で、プレイヤーの手札の数が 10, 9, 8...1 と1枚ずつ減っていくルール。

10枚だと、手札の偏りや自分の強さを真面目に考えて宣言するが、だんだん手札の枚数が減るので、人の手が読めなくなり、運の要素が増えていく。でもスコアの計算は変わらない。序盤真面目に考えて取った10点と、最後引き運と番狂わせに翻弄される10点が同じ価値というのが頭悪い。

各ゲームの最初に、自分が取るトリック数を宣言するのだけど、後半「…1 ? …いや、えーと、…0だな、うん」と小さい数に根拠レスに悩んでる様と、その直後に特殊カードで読みが粉々に破壊される様は、かなりバカゲー度が高い。

どんどんゲームの螺子がゆるんでいって、最後はヘラヘラ笑いながら終わる。