今日の試聴(ケイト・ブッシュ)

Never Forever

Never Forever

ケイト・ブッシュは「嵐が丘」(と、「ドント・ギヴ・アップ」)しか知らなかったが、これはすごい。一曲目から緊張感が高すぎて死ぬ。歌が超うまいので逃げ場がない。自分がブライアン・ウィルソンなんかを聴くときに期待しているものは、こういうプログレ的な緊張感なのかも知れない。「SMiLE」ばっかり聴いていた自分の憑き物も少し落ちたような気がする。

本作は1979年の3rd。検索して評判を調べたが、この後<ちょっとついていけない方向>に進むのだとか。

プログレというカテゴリがあるとして、それを仮に自分が好きだとして、そこからZABADAKみたいな音楽を聴き始めるかどうかは定かではない。なぜオタはZABADAKを聴きますか問題は、なぜオタはプログレを聴きますか問題に通底していると理解した。

一曲目「バブーシカ」のPV。超生物を前に男はあまりに無力だ。見てるだけで食われそうだ。