日記

午後から「ウィザード」というカードゲームの大会。

10ゲームくらい繰り返しプレイして勝敗を決めるので、ちゃんとやると多少時間はかかる*1のだけど、ブリッジやナポレオンのルールがわかるひとならすぐなじめる、いいゲームだと思う。一般的なトリックテイキングゲームと違って、配りきりではないので、運の要素や紛れが大きい点と、宣言トリック数より多く取っても失点になってしまう、というところが特徴的。ブリッジみたいにオーバートリックしたらボーナスがもらえるわけではない。

ぴたり宣言したトリック数取らなければいけないから、宣言との過不足がないように、人の出方を見て途中で臨機応変に手を変えてプレイする必要があり、そこに妙味があると思う。

自分はもともと飽きっぽいから、一つのゲームを延々やりこむ性質ではないし、ドイツゲーム世界は新作の誘惑が多すぎるので、一つのゲームの普及ということには割と引いた立場だ。けれど今回、ひとつのゲームを、あらたまって「公式大会」としてきちんと遊んでみて、ゲームの良さを再発見した。このよさを人に理解して貰おうという大会開催の努力を、素直に応援したくもなった。

ある視点からものごとを整理して眺めるという意味で、勝ち負けに拘ることは重要なんだなと思った。自己なんちゃら欲求を満たしたり、自分に自信を付けたりするためだけに、人に勝とうとするんじゃないよ。

*1:ただし、1ゲームごとの時間は、最初はものすごく短い