日記 (and we found the last ship)

棚のものが邪魔で全く暖房が利かないのを、すこしよくしようと、荷物をどけたら、紛失したと思っていた「メディチ・ストロッチ」が出て来た。世界で10番目くらいに好きなゲームなので、素直にうれしい。最近は遊んでもらえる相手もいませんが……(遊んでくれるような相手は、だいたい既にこのゲームのルールを知っており、そうなるとあとは、ゲームの性質上、相手の心をどう扱うかという問題になってしまう。つまり知っている相手にこのゲームを遊ぼうと呼びかけるのは「イチャイチャしよう」と言っているのに近いので、恥ずかしくて声をかけづらい)

模様替えをして、棚を風のあたらない場所に動かすべきだと、この時期になって気がつく。師走の忙しい感じというのは、この「突然寒くなっていろいろ環境を変える必要が出て来る」というのも、大きな理由みたいだ。

しかし、わたしは数年日記を書いているのに、一向に暑さ寒さを学習しないし、模様替えもやろうとしない。

どこかに行っていた『ブラウン神父の童心』も発見したので、風呂で読む。おもしろいな。ブラウン神父の言う「うまいこと」に普通にはっとさせられる(謎解きとかは割とどうでもいい)。20代のころに理解して(謎解きなどどうでもよくなるような境地に行き着いて)読みたかった。

再生

収録されている「Wonderwall」をどこかで聴いて、あれ、こんないい曲だったっけ…(かなりボーカルに騙されてた)と思ったので、iTSで買ってみた。先日寄ったタワレコの店頭にもあったけれど、3000円の円盤二枚組と2000円のデータでは、データの方を選んでしまう。店頭で迷ってCDを選んで、家に帰って、棚に並べて、整理する、みたいなことは、今後贅沢になっていくのだろうな、と思った。実際にはまだ、音質や所有欲みたいなものが邪魔をするだろうけど。

  • 自由に生きる、自在に生きる
  • Twitter社会論

前者は、「時々飲む毒」のたぐいの本。

Twitter社会論は、アーキテクチャの話に全く触れてないのが意外だった。Twitterで明らかになったのは、「事実は一つ、解釈は複数」ですらなく「事実も複数生成される」ということではないのかと思った。それらを編集し、結合して意味を持たせることのできる適切なUIがない、というのが、私たちが直面している不幸だと思う(と、これは昔書いたはてブ話になる)。「Twitter発言まとめ」みたいなのを見ると、現状そういうことしかできないにしても…、ダサさに鼻血が出そうになる。