ニュー・ウェーぃブ

『ハイ-ライズ』のステキなところは、作中人物だけでなく、読者の体験として、世界の層が変貌する感覚を味わえるところだと思いますた。章題が「垂直都市」と付けられているのを見たとき、ああ、これは<都市>なんだ、と何かが自分の中で音を立てて変化しました。ぼくの数少ないSF体験のひとつです。