怪談の夏、日本の夏


赤い部屋

うーむ。恐怖の対象がはっきりしないので、評価は「ふつう」。手を怖がるのか、犠牲者一覧を怖がるのか、ポップアップ広告を怖がるのか…。
ぼくは、正体不明でも実体のある<何か>に殺されてしまう「かしまさん」みたいな話のほうが怖い人間なので、これは怖さのセンサーの指向の違いかもしれない。ああ、かしまさんといっても長い因縁話がついている奴ではなく、もしかしまさんに出会ったら…という話。
あと「紫の鏡ということばを20歳までに忘れないと死ぬ」とか、言葉による呪いに近い話だと、なんで死ぬのかわかんなくてもそれはそれで怖いですが。

ちなみに類似の話といえば:

あとの話とか、怖い。子供のころ、熱出して夜中2時に起きてしまったときの恐怖感。夢うつつが定かでない感覚と地続きです。