犯人は中一
タコゲーマーと心の「闇」。たとえば4人で遊ぶゲームをやっているとき、目的が「より早く規定のポイントをとること」であれば、プレイヤーは、1)「自分がトップになるよう最適な選択をする」2)「自分がトップになる可能性を上げるためにトップの邪魔になるような選択をする」ことが期待されている。しかしゲーム慣れしていない人は、1)はわかっても2)がわからない場合が多い。結果的にトップを助けるような手を出してしまって残りの二人に「おいおい」と思われることになる。つまり2)に思い至らない人が、往々にして知らないうちに場を荒らしてしまうことになる。これは勿論ゲームが楽しめないという意味では障害、というかむしろ脅威なのだが、そのことで何ら人に責められるようなたぐいのことではなく、慣れていないので前提条件から2)まで辿り着かなかった、という教育の問題でしかない。というようなことを「心の闇」とかニュースで言ってるの見て思った。明るい方と暗い方があるだけで、闇なんてないよ。▼殺人者である容疑者を擁護してるわけではなくて。▼誰でも自分が暗いところにいると自覚することはありえるのだし、そう思った人が、どこからでも、明るい方向に歩いていくための枠組みが必要。これは子供に限らない。