あと10日ですよ学生のみなさん

森鴎外の読書感想文で検索して、あわよくばコピペですませようと辿ってこられる自堕落な学生のみなさま、いかがお過ごしですか。あの、本当に、高瀬舟とか山椒太夫で感想文書こうと思ってるんですか。面白いですか。二つの小説を読んだぼくの感想は以下の通りです。書くならこれにいろいろ肉付けしてでっちあげます。参考にしてください。

  • 高瀬舟:人殺しで晴れ晴れとした顔をしている兄。弟は兄を人殺しに仕立てることに、何のためらいも感じなかったのか。むしろミステリ仕立てに解釈して読むと吉か。ブランド「血兄弟」に接続したりして。兄弟ってのは複雑なんですよ。
  • 山椒太夫:意味わからん。安寿は狂信者。自己犠牲は無償であるが故に尊い、みたいなことを言ってはいけない。無償かどうか、やってるやつにわかるわけないだろ。そういうところを突き放して書いてあるのが、この話のいいところ。