初回の紹介で…

ポンキッキの回顧番組を見るともなく見ていると、ガチャピン・ムックが初めて登場したときの映像が流れた。ガチャピン登場時のBGMは「ペニー・レイン」「ホエン・アイム・シックスティーフォー」、ムックは「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」だった。やっぱレノン&マッカートニーじゃねぇか!

ガチャピンとムックは、南洋の海と北極の海から、それぞれ、船長が連れてきたものなのである。パイプをくゆらす船長と楽しげにお茶を飲むガチャピンのシーンなどもあった。まるでNHK人形劇のようだ…。

さて、「トリビアの泉」以来、ガチャピンの恐ろしさが強調されているようだけど、あの姿は存在の陰のようなものであり、そもそもあの生物の本当の名前を知らない私たちには、本当の姿を知覚することすらできないという、より根元的な恐ろしさについては、あまり知られていない。

得体の知れない生物を南洋で発見した船長は、直接、生物から送られてきた名前を文字に記録しようとしたのだが、生物が発する固有名詞は、人間に表記することができない音であった。船長は、脳に響く言葉を反芻しようとしながら、日誌にこう書いたのである…「ガ……*!」そのときそれは、人間に理解可能な、緑の芋虫のような、私たちが今知るあの生物の姿に変化した。海が白く光り、生物の周りの水は沸騰した。船長はペンを握ったまま、その場に昏倒してしまった。

3日後、船長が室内で目を覚ましたとき、かれは自分が何を見たのか覚えていなかったが、傍らに横たわっている緑色の生物は愛らしいと思った。船長の日誌には、自らの筆跡で、何かを書き留めようとした後がある。「ガ……*!」便宜的に船長は、アスタリスクを「チャ」、イクスクラメーションを「ピン」として、自分の傍らの愛らしい生物を「ガチャピン」と呼ぶことにした。

google:ΑΩ…あまり…関係ないですか…