12人の怒れる男 評決の行方

初めて観た。ジャック・レモンが主演(8番)の、テレビ版とのこと。
とてもおもしろいんだけど、この話が「民主主義への賛歌」とか思う人とは意見合わないかもです。解釈と扇動によって場の意見が如何に変化するかという話であって(1番への挑発のシーンなど特に)、それ以上でもそれ以下でもないと思う。知的ミステリ的興味の「おもしろかった」を、人道主義的なテーマに脳内変換するのは不健康ではないかとさえ思った。