マレ・ノストルム

プレイ

またもペリクレスを選択。男は船、女は海ですよ!

戦略とキャラクター特性:ペリクレスは船が1コスト安いので、序盤にどんどん船を建造して、他国の船が出来たら集中、撃破。制海権を得る。その代わり、船を造った残りの資源を兵力と都市市場建設で分けなければならないので、兵力まで増強してしまうと開発に手が回らない。兵力は、都市と市場の数によって手に入る資源からしか作れないので、生産力を伸ばさないとつらい。このへんのキツさを、海を活かした機動力でどうカバーするか。

  • 序盤に船を全て建造し切ったのは、わりと成功。東地中海を制圧し、ほぼフリーでクレタ・ロードス・キプロス島などに進出できるようになった。他国は船を出したくても出せない状態に。
  • ところが強い筈の海戦で勝てず、ハンムラビに黒海を渡らせてしまった。(艦隊戦で1-1のゾロ目が出て船を沈められなかった…補正が付くので35/36=97.2%の確率で勝てるんだけど…)これで、マケドニアに侵攻され、資源が縮小。
    • ハンムラビとの緊張が続き、マケドニアに一定数軍勢を置かざるを得なくなり、すぐにアフリカに出られなくなった。
  • そうこうするうちにカエサルがモロッコ方面からアフリカに侵入。モロッコにはNPCがいるが、ここを制圧して資源持ちとなる。
  • 慌ててアルジェリアに上陸する。ここで失策。そのまま内陸に入っていけば、軍勢無しのフリーの領土があったのだが、本国から追加の軍勢を待とうとしたため、カエサルの軍勢に追いつかれ戦闘状態に。
  • ハァ…どうしよう…というところで充分に生産力が高くなったカエサルがピラミッドを建設してあがり。

反省

マケドニア取られたのが痛すぎる。とにかく資源2以上の領地は速攻で開拓して要塞を建てること。だいたい、黒海に船を浮かべておくのは効率悪すぎ。北方防衛は要塞ですませる。

今回は黒海に先に船を置いてしまったが、近接国であるローマ(カエサル)とは海一つ隔てているだけなので、最初の船はローマ側に置いて睨みを効かせておくべきか。

あと、完全に海を支配してしまうと、他プレイヤーは船を諦める=他国の陸上の戦力が増える=ペリクレス不利、ということになるので、「勝てるかな?」くらいの甘めの押さえかたにしておいたほうがいいかも。

感想

2.5時間程度。シミュレーションゲームをほとんど全くやったことがないので、この程度でも十分燃えられました。ゲーム全体は、シミュレーションぽくないデザインだし。(だいたい、ペリクレスカエサルが戦うなんて…)

「支配者」システムというのがあって、「商業建設物」「政治建設物」「軍事ユニット」について、それぞれ最大多数を占めているプレイヤーが、そのラウンドの各行動フェイズで、プレイヤーの順番や商品交換枚数を一方的に決められるようになってます。これが、インチキ臭くて(非-シミュレーションという、いい意味です)いい感じ。

ドイツ起源のアナログゲームでも*1、かなりシミュレーション寄り(マルチってやつですか)で、所要時間も長いほうなのだけど、状況変化で脳内にストーリーができるので、あまり退屈にはなりません。

キツい点を書くと、全体で建造可能な都市が、意地悪なくらい少ないこと。序盤ですぐに都市がなくなってしまうので、あとは戦って他人のものを奪いましょう、ということらしいけども…もしこのゲーム自分で買うことがあったらちゃんとマーカーの数チェックしなきゃ…と思いたくなるような少なさ。

*1:作者のLagetはフランス人