初期からのユーザだから贔屓してしまうのか

某所のコメントに書いたことを整理。

「クラブ」キーワードの成立について。

  • ?Dには最初から「クラブ」が備わっていたわけではない。
  • まず、キーワードから言及日記をたどれることに着目したユーザが、誰やるとなく「捕捉用」のキーワードを立て始めた。
  • さらに進んで、自動リンクではなく、あるコンセプトの下のユーザ集合に加わるため、あるキーワードを日記内に書き、能動的に捕捉されるというアイデアが生まれた。
  • これを「クラブ」と名付ければ面白いという、諧謔のようなところから「クラブ」が始まったように記憶している。
  • だから、自分の感覚としては、「クラブ」とはいっても、キーワードの隅っこを借りて、ユーザが適当にローカルルールを決めて始めていいものだと思っている。
    • 不文律の制約1:意図しない自動リンクを避けるために、キーワード名は十分ユニークなものであること
    • 不文律の制約2:ひとに迷惑をかけない範囲でやること(曖昧だけど)

このあたりの事情を知っているので、少なくとも自分は、「クラブ」に対して鷹揚な態度をとってしまう。

しかし、最初に「クラブが利用できます」というアナウンスを受けるところから入った人は、そうではないのかも知れない。なぜ、クラブ名が非名詞でもかまわないのか、なぜ、オープンであるはずのクラブでローカルルールが許されるのか、ということが疑問に思われるのかも知れない。

ぼくは通常のキーワードで「捕捉専用」キーワードを設けることには反対の立場なのだけれども、なぜか「クラブ」に関しては、ガチガチの捕捉専用キーワードにも関わらず、まぁ主体的にコミットしてるのだからいいじゃないかという気になる。

そのあたりのダブルスタンダード(自分の中ではこれは矛盾していないのだが)が解決されないと、「クラブ」を巡る問題は今後も起きると思う。

はてなダイアリーへの要望

「クラブ」を、「キーワード空間に個人が思いつきで間借りする」という形ではなく、何らかの成立の手続きが必要なようなものにすることを提案します(いちどエスタブリッシュされたものに対してはローカルルールを認めるという意味でもあります)。手軽さは失われ、「クラブ」の魅力も多少損なわれるかと思いますが、「クラブ」が特別な扱いを受けていることは事実であり、その特別な扱いを手続き的に認めてもよいのではないかと思います>id:hatenadiary

資料

id:ryuryuseseさんにコメントで教えていただきました。ありがとうございます。

最初の「クラブ」は短歌日記だったのですね。当時の反響・受容のされ方などについては、後で読んでみます。