ケルベロス第五の首

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ケルベロス第五の首 (未来の文学)

ケルベロス第五の首』刊行記念 柳下毅一郎氏・若島正トークショー、というのが、8/5三省堂神田本店であるそうです。

ジーン・ウルフが好きと標榜できるほど本をたくさん読んでいません…(そのわりに、転送用のメールアドレスをそういう名前にしていて子供っぽいのですが…)が、たんじゅんに、圧倒的に意味わかんないんだろうなぁ…と今から期待してます。

http://www.ltokyo.com/yanasita/works/mags/bungei/06.html


ウルフの最大の魔法は、語られていることと起きていることが違う状況を文章力だけで表現してしまうところにある。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/Reading/read0207.html (小説の内容について大きく触れている部分があるので注意)


ケルベロス第五の首』は、本格ミステリとして読んでも、ほとんど完璧な出来映えに仕上がっている。

したがって、熟練した本格ミステリファンなら、比較的たやすく『ケルベロス第五の首』の「真相」を見抜くことができるだろう。そして、読了した瞬間、「ここまで精緻に謎を設定し、伏線まで張っておきながら、なぜ謎解きがないのか?」と首をひねるだろう。実際、初読時のわたしが、そうだった。

北野勇作も僕は全然意味わかりませんです。