「ボードゲーム王国」の付録「ゼロ」
kdgame定例会で「ボードゲーム王国(キングダム)」の付録「ゼロ」を遊んだので、そのことを書きます。
「ゼロ」は、クニツィーアらしいミニマルなカードゲーム。ミニマルすぎるような気もするけど…。手持ちの9枚が、「数が同じ」か「色が同じ」になるように、手を作っていくのだけど、場に出た5枚のカードとの交換で手番が進行する。いい手が出来た人は「あがり」を宣言していい。
基本的に同数字を集めたほうがいいが、同色をうまく集めると有利、でも同色異数字で失敗すると失点がでかいですよ、という仕組み。リスクを背負って手を作っていく、というのは「フロカティサーカス」に近い感じだが、めくりの要素はない。
他人の待ちを見るなど、考え所もあるかも知れない。
っていうかこんな質素なゲームを付録にしていいんですか! フロカティサーカスみたいに華のあるゲームが付いていたらもっと良かったのだけど…っていうかフロカティサーカスをください…(スターウォーズがテーマのフロカティとかまだ現役っぽいから、許可が取れなかったのかも知れない)。
好意的に解釈すると、この「ルールのシンプルさ」と「必要な思考」の落差みたいな部分は、「カードゲーム=ババ抜きと大貧民とウノ」という知識の人には、新鮮に映るかもしれない。こういうのでもゲームになるんだ! という、ゲームシステムへの興味を喚起する、という意味で。
しかし、やりなれてない人にウノとこっちどっちやる? つったら、たぶんウノやるよな…。うんうんうなってカード交換するより、運で「はいスキップ、はいダブル、倍がけドーン!」とかやってたほうが<楽しい>わけであり。