小説以外のメディアでのミステリを紹介したムック

小説以外のメディアでのミステリを紹介したムック、というのを書店で見かけたので手にとってみた。「映画」「ドラマ」「漫画」「ゲーム」などに分かれて代表作が紹介されている。タイトルやISBNは失念。

まぁでも、持ち運びできて安い、という意味では小説(文庫本)という形態が一番いいかなぁ。映像やゲームでは、「ええええーー!」と驚いて笑いながら前を読み返したりできないし…。

荒木飛呂彦福本伸行がミステリ漫画の傍系として挙げられていて、それは確かにそうなのだけど、自分は、閉環境でのロジック勝負、よりも、その先にあるヘラヘラ笑ってしまう瞬間に本格マインドを感じるなぁ。ジョジョで言えばあの屈折した台詞回しだし、カイジだと「…パーも買い占めようッ…」という名台詞。

それはそうと「ゲーム」カテゴリに「YAKATA」*1が入ってないのはやっぱなかったことにしたいんでしょうか。麻耶雄嵩を読んでいる今こそ、あれを遊ぶと楽しめるかも知れない、なんてちょっと思いました。ほんのちょっとだけ。

YAKATA

YAKATA

「この商品に興味がある人は、こんな商品にも興味をもっています」→『暗黒館の殺人』…確かにいちどこのゲームをやって暗黒館を読むというのは正しいかも。あ、ゲーム性は、ユーズド価格くらいの価値だと思います。