out of this world

「あの博士、トリックわかっちゃったんですけど」
「聞かせてくれたまえ、ヘイスティングス君」
「**は***したのであり、***と思っているのが実は****だった、という点がポイントかと」
「ふむ、なるほど。半分は当たってるね。ではそれをどうやって実現するんだろうか?」
「犯人はマジシャンですから、何らかの方法でカードを自分の都合のいいようにシャッフルしていたのです」
「ふむ…何らかの方法とは?」
「それはその…マジシャンですから…」
「ほう。実はここにこういうものがある。ジャジャン」
「なんですかそれは?」
「これは、<何らかの方法>を再現する光線の出せる光線銃だ。これを使えば私にだってあのマジックができるぞ」

…僕が見せて貰ったものには、「何らかの方法」はありませんでした。オリジナルはたぶん教えていただいたビデオのものなのですが、誰でもできるように手が入れられているものなんだと思います。

僕の見た「簡易版」がビデオと違うところ。

  • a.前半は術者がカードを選んでます。
  • b.後半は術者→被術者に、裏向きに十数枚のカードの山を手渡して、それを自分で仕分けしてもらいます。
  • たぶん、僕でもできます。

(はっきり書けなくてすいません…っていうかネタを割らなくても、どういうマジックかを書いてしまうこと自体にも問題があると思いますが…。)

こういう縛りで、どういうふうにすれば、b.を無造作に行えるか、というのが僕は気になっていて、そのやりかたを教わって、はっとしたのでした。