2Dに拡げられるメモを使う
リニアなエディタで文書作成がうまくいかない場合、アウトラインエディタを使ったりするが、あれはすでに知っていることをまとめるのに向いているのであって、なんか「わかりたい」という要求にはあまり応えられない。
アウトラインエディタがメモに使えない
メモ書きにアウトラインエディタを使うことの問題点は、「例外」によってツリーが崩壊するリスクに常に晒されることと、箱をたくさんつくっていろいろためても、結局箱の中でわかんなくなって腐る、ということだ。
個別の情報にスコアを設定したりして、ソートできるようにすればいいのかもしれないけど…
これはちょっと自分にはめんどくさすぎた。
というわけで
「2Dに拡げることで、心的距離・情報間の関連性などの情報をビジュアルで表現できるようなソフト」
を、試してみている。
「付箋紙」という謳い文句で作られているソフトの多くは、デスクトップになんか貼るとか、勘違いしているとしか思えないような仕様なので無視。
上から順に入力情報重視。下に行くほど脳内からの情報生成重視。
- iEdit → http://homepage3.nifty.com/kondoumh/
- アウトラインエディタの各階層のアイテムを2D配置できる。
- アイテム間にリンクが張れる。
- ビジュアルは貧弱。
- IdeaFragments → http://homepage3.nifty.com/neko33/
- シート上にどんどん単語を書いて貼り付け、グループ化できる。
- 個人的には一番付箋を使ってるのに近い。
- 一度作ってしまったら取り回しがあんまりよくないアナログ感覚も含めて付箋的。
- 作るのも簡単・消すのも簡単なので、無責任なアイデアの発散には使える
- FreeMind → http://freemind.sourceforge.net/
iEditをちょっとほめる
iEditは以前使い方がわかんなかったのけど、そのときはToDo管理みたいなものを探していたのだった。入力情報をこねまわす道具としてはなかなか使い勝手がよい。
- 一つのノードの中にだらだら自由文で書ける
- めんどいことはURLへのリンクを貼り付けて「ここ参照」で済ませられる
- ノードからリンクが複数作れる
使い方として
- 思考の流れを順番にノードでメモして、後で階層化させる
- URLメモからちょっと膨らませて複数のURLを参照するようなメモ
- わかんない、積み残しの案件ができた場合、そこからたとえば「積み残し」というノードを作って、そこに対してリンクすると、「積み残し」ノード側で、リンク元をたどることができる(<捕捉キーワード>的使い方)
みたいなことができる。