放課後、昇降口で
靴箱を開けると、手紙が一通、はらりと足もとに落ちた。水色の便箋、名前はない。ひろげると、QRコードが、便箋にびっしりプリントされている。なんだろうか。カメラで撮ってみる…なになに…http…amazon…これも…どういう意味だ…。
「先輩、受け取って貰えました?」
振り返ると図書委員の栞がにこにこしながら私の方を見ている。
「受け取るって、これのこと?」
「はい、サン・ジョルディの日ですから、今日は」
と、得意そうに眼鏡の縁を持ち上げた。
「あのさ、プレゼントならちゃんとモノでくれないかな」
「先輩の都合のいいときにアマゾンで買ってください。腕によりをかけて選んだ100冊です」
「買ってくださいって…」
「じゃ、こう考えたらどうですか? 私が贈った本が貸倉庫に入ってるんですね、いま。先輩は読みたいときに、倉庫の利用料金を払って本を出してください。ね?…どうせ、あげても先輩、いつ読むかわからないでしょう?」
「…」
このエントリは何か
→g:book:keyword:サンジョルディの日にトラックバックで本を贈ろう
のための、トラックバックの受け皿のエントリです。この記事に、ISBNリンクを含んだトラックバックをしていただくと、私に本が贈れます。
複数、本が贈られた場合、この記事へのトラックバック一覧が、そのまま本のリストということに、なります。
日記で本を贈ろう
4/23は、サン・ジョルディの日です。スペインのカタロニア地方には、男女が本と花束を交換するという風習があります(キーワード「サン・ジョルディの日」も参照のこと)。
しかし、実体としての本を贈るのは、さすがに重い(好きな人に、うかつに濃い長編小説を薦めたりしてプレッシャーを与えたくない)。
日記に「この本お薦め」と書いて、トラックバックすることで、誰かに贈ってみてはいかがでしょう。本がモノとしてとどくわけではありませんので、気楽です。
本を贈りたい人は
相手の日記/ブログにトラックバックします。はてなの場合は、エントリを指定しないid記法による言及が、トラックバックの代用になりますので、「id: なんとか 」と相手を書いて、その傍に贈りたい本のISBN番号を書いておけばOKです。
本をもらいたい人は
一般的な記事志向型のブログに即して考えると、「本を受け取るための記事」を一つ作ったほうがいいかも知れないです。(たとえば、私の場合は、この記事がそうです。)
それから、エントリ内に、 g:book:keyword:サンジョルディの日にトラックバックで本を贈ろう と書くと、この企画に参加したことがわかります。はてなダイアリーを使っている人であれば、キーワードへ言及するだけでOKです。一般的なブログの場合は、上のキーワードにトラックバックを送ることも可能です。
キーワードに言及したエントリに、読書傾向なんかも書いておくと、目利きの人が薦めてくれるかもしれないです。(責任は持ちません)
ちなみに私は
本読みとして眼鏡が確かではないので、贈るほうより貰うほうになりたいです。
いただいた本は
(トラックバックで)いただいた本は、誠意を持って読ませていただきます(…まぁ…いつか…)。なのであまり嫌がらせのようなことはしないでください。私の積ん読であることを指摘するために『ケルベロス第五の首』を贈るとか、ISBN:4167660342 みたいな本を贈るとか。
本当に本を贈って貰えるのか
御恵贈御礼
(http://d.hatena.ne.jp/./crowdeer/20050423/bk1)- 作者: ウィリアムブレイズ,高宮利行,William Blades,高橋勇
- 出版社/メーカー: 八坂書房
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/12/11
- メディア: 文庫
- 購入: 16人 クリック: 241回
- この商品を含むブログ (589件) を見る
あと、全ての人に、っていうのに僕も含まれてるっていうことでキャッチ。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/11/29
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2005/03/12
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 343回
- この商品を含むブログ (411件) を見る