三次会にて
これは笑える話ということに分類できそうだから、悪意なく書く。
三次会はボドゲの人と、そうじゃない人が混ざって飲み食いしていた。ゲームしたい人とダベりたい人に部屋を分けるつもりだったが(それくらいの温度差はありそうな雰囲気だった…ということだ)、結局どっちも簡単なゲームをしていた。
15分〜30分くらいでできるゲームを終えて、普通の人ならリアクションもこんなもんかな、と思っていたら、
「あのね、私やりたいゲームがある」
と、ある人が言い出した。それは食いつきがいい、と思って「なんですー?」と聞くと、彼女はにこにこして、
「あのね知ってるかな、これこれ」
- (ドンと机をたたき)
- (パンと手をたたき)
- (左手親指)
- (右手親指)
…(ドン)から(パン)はじ(指)まる(指)、リズ、むに、あわ、せて…
「で、負けた人は罰ゲームでぇ…」
罰ゲーム…罰てあの…なんで…それって激辛タコヤキとか用意しないとだめですか? …みたいなことを言うと、微妙に場が固まってしまいそうだったので(というより、それが皮肉であることは彼女には通じないに違いないと判断して)「あぁーはいはい、あれね」と言ってニコニコしていた。
その<ゲーム>を境に、ふたつの部屋の空気が偏りだし、ゲーマーと普通の人の人口移動が始まった。わたしのいたほうの部屋が、普通の人のトーク部屋となっていったことは言うまでもない。
四次会でわたしが「エル・グランデ」を拡げた心境を理解していただきたい。母の懐に抱かれるような感覚…あぁ母さん…これがボクにとってのゲームだよ…。
追記
この話は勿論逆視点から「どんな奴が来るかと思って三次会行ったらゲーム以外趣味に乏しいゲーオタだった」と、書くこともできるだろうけど、それはそう書きたい人におまかせ。
追記2
というか、この程度の文化摩擦は「お互いそう思った」で解消できる、という気はするのだが…オタ、モテ、その他のタームが溝を不必要に深く開けてる気がするなぁ…。
それはそうと、「エル・グランデ」を一緒に遊ぶという主旨の合コンは歓迎いたします。