インダストリア

Queen Games の「インダストリア」のルールを読んだ。

これ、わざと判りづらくしてるとしか思えないくらい、説明が下手だ(日本語訳のルールを読むかぎり)。このメーカーのゲーム、箱も無駄に大きかったり、カードゲームなのに変な箱に入っていたり*1で、使い勝手に配慮してないメーカーだよなぁという印象を持つ。

突然「エポック」「フェイズ」「ラウンド」という言葉が出てきて、これはゲームの進行単位を表すのだが、その三つの関係が全く説明されない。外国語だとちゃんと区分があるのだろうか。

1ゲームは5エポックから成り、1エポックは3ラウンドから成り、1ラウンドは5フェイズから成る。まずその流れをバシっと示したほうがわかりやすい。あとはこの進行をどうループさせてプレイヤーがどこでなにをするか、書くだけの筈。なのに、フェイズやラウンドが何なのか説明しないまま、「フェイズの先頭に収入があります。注意:エポック移動のさいには追加で1収入あります」とかいう記述が一緒の所に書いてあったりする。なんでレイヤの違う説明を混ぜるんだ! 混乱するじゃないか!

あのあれですよ、要領の悪い営業トークを聞かされてるときとか、あとアムウェイの下っ端の人の勧誘トークを聞かされてるときのむかつき感。

と、偏狭な精神を発揮しながらなんとか読み下し、理解した。ゲームの内容は、かなりガチ。鉄や石やプラスチックを産出する工場があったりして、ちょっと見、華のあるゲームかと思ったが、全く関係ない。損益計算と他人の行動の読みがものを言う、シビアなシステムだった。

*1:小さい箱なのに無駄に背が高くて持ちづらく、忘れて蓋部を持って運ぼうとするとすっぽ抜ける