土曜日のログ
軽い株ゲームだと思っていた「モトリー・フール」が意外と重かった。
バベルの塔
世界の七不思議を建設するゲーム。でもクニツィーアなのであんまり関係ない。
入札制の陣取り。基本的には手番ごとに1回ずつ陣取りが進んでいくのでわかりやすい。カードのままならなさをうまく処理して、できることをやる、というのが「ルイ14世」に近い。
陣取りのシステムがちょっと変わっていて
- 手番プレイヤーは、どこで「建設」を行うか決める
- 全員がそこで必要とされる資源カードを何枚出せるか提示する
- 手番プレイヤーは、自分の「建設」を手伝う人を何人でも指名できる
- 必要資源を満たせば、建設に参加したプレイヤー全員が、自分が資源供出に参加したぶんだけ、そこに自分の勢力(家コマ)を置ける
- 手番プレイヤーは、家コマとは別に、建設を成功させたという意味のチットを獲得できる。
- 同じ場所で3回「建設」が完了したら、そこにある勢力を比較してトップから順に得点。
- チットは同じものを沢山集めると得点。
おおまかに、勢力重視か、チット重視か、という2種類の得点方法がある。このバランスを取るゲーム。
味も素っ気もないようだけど、「家」と「チット」の権利を交換する提示ができたり(家の権利をあげるからチットをください、と持ちかけることが出来る)、提示プレイヤーをあまり自由に選択できなかったりで、なかなか面白い。
システムがゲームをビシっと支えている、ルール的に気持ちのいいゲーム。
建設では、上手に協力していくことが大事かも知れない。
モトリー・フールの安く買って高く売れ
パッケージとルールを読んだだけでは、こちらは「軽い」ゲームだと思っていたが、そうでもなかった。
3種類の銘柄の株を売り買いする。株価は、買えば上がり、売れば下がるという非常にシンプルな仕組み。
途中2回、株価が大きく変動するブレイクがあるので、そこを見越して売り買いを進めていく。
といってもやることは、「銘柄コマを売るか買うかする」「場に相場変動カードを出す」ということの繰り返し。
で、基本的にこのゲーム、収入が「利ざや」だけ。相場の変動もプレイヤーがつくる。だから、他のプレイヤーが株を買ってカードを出した株が、上がっていく。
ということは、基本的に人の動きにどんどんのっかっていくしかない。「えっ、それ上がるの? 買いなの? じゃオレも買うよ」みたいな。といってもそれほど手数がたくさんあるわけではないのが厳しい…。
結果的に、人の出方をじっと見ながらすくんでしまう、という状況になりがちだった。
シンペイ
「瞬間決着ゲーム シンペイ」として売られてるもの。
といっても、2層の3目ならべ。のわりにバカにできない…。ぼけっとしてると瞬時に終わる。(4マスの3目並べだから、中央で「2」を作れば終わり)
- 相手のコマを挟んでとばせる
- 並べる層が二層ある
という仕組みが追加されていて、悩ましい。…というか、どうやって勝つのかよくわからない…。要練習。
簡単なルールなのだけど、上やら下やらが、直感的にわかりづらいかも知れない。逆に言うとこういう、ちょっとゴテっとしたルール(ちょっと親切に説明しないといけない)のゲームが売れるのはいいことなんじゃないかなと思った。