ドイツ製・「人生ゲーム」

「むかつく友達、行きたくないパーティー」

ルール読み中。カードが沢山あって、そのカードのフレーバーで笑わせる感じの、どちらかというとアメリカ寄りの軽いデザイン。しかし土台はドイツゲームなので、細かいところが妙に厳しい。

ドイツ人が「人生ゲーム」を作るとこうなりますよ、という感じの、ビターなゲーム。双六やってんじゃねーよこちとら人生ゲームだって真剣勝負だっつの、というデザイナーの意気込みを感じ…るのは日本人である僕の勝手な思いこみです。

ゲーム前半の「思春期」ステージ:

  • 自分の手札=与えられた人生の目的を満たすように、自分の性格を調整する
    • 「酒」「煙草」「クスリ」「宗教」「肥満」とかそういうの。
    • 「思春期」を早めに離脱した人は、「時間」=このゲームにおける「カネ」を余計に貰える
    • つまり、モラトリアムな奴ほど、後半の人生で使える時間が少ない。*1

ゲーム後半の「本当の人生」ステージ:

  • 性交できる。同性愛も可能。
  • 「ゆきずりのセックス」というのがある。
  • 結婚・出産できる。
  • しかしながら、全ての行為(友達・性交・恋愛・結婚・出産)は、自分の「人生の目的」カードの条件を達成するためにだけ必要なパラメータにすぎない。
  • 手番プレイヤーが、表を向いた「人生」カードを指定して、それをみんなで競る(時間チップを使って落札)
    • ここだけちょっと競りゲームっぽい。手番プレイヤーは自分自身が人生カードを落札できるまで何度でも競り主になれるので、さっさと他人にカードを落札させて、自分が安く後で残ったカードを買うこともできるはず。
  • このステージはぐるぐる何ラウンドでも(誰かが「人生の目的」を全て達成するまで)続く。

詳細はいずれまた。カード訳を貼らなくては。カード訳は「モテ」や「無業」などの日本的な事情を意識した意訳とかだとさらにキッツイゲームになる気がします。誰か作りませんか。

*1:後記:これは決定的ではなく、後半の人生でも離脱→時間チットを早取りという要素は出てくるようです