ボードゲームのユーザ層の構成(仮説)

人の努力の上に梯子をかけるようで恐縮ですが、stelmosさんの分類をもとにした、マトリクスを作ってみます。もちろん、分類の形はこれに限ったものではないので、こう切るとこう見えてきますよ、という程度の仮説でしかないですけど。

マトリクス

- リスナー体質(趣味道) プレイヤー体質(楽しい時間を過ごす)
1.買うマニア 2.買わないマニア
<未開拓?> 3.ライトユーザ(ゲームってなんか楽しい)

縦が、いわゆる「濃さ」です。

横は「遊びに対するスタンス」とでもいえばいいでしょうか。厳選された面白さのゲームを何度も遊びたい、という人と、多少地雷でもいいからたくさんの種類のゲームを遊びたい、という人がいると思うので(私は言うまでもなく後者)、それらをわけて、両者に「プレイヤー体質」「リスナー体質」という名前をつけてみます。

元記事の分類のうち1から3までは、なんとかこの中に押し込めることができるような気がします。

(参考:リスナー体質とプレイヤー体質について→http://d.hatena.ne.jp/./mutronix/20031029/p2)

「ノンユーザ」はゲームそのものに縁がない

元記事で触れられている「4.ノンユーザ」というのは…まぁ、今のところ、直接の縁がない方でしょう。こういう言い方をすると、初心者への配慮が足りないとか言われそうですが…どういう層にアピールすると効率がいいのか、という話ですので念のため。

未開拓の領域がある?

で、左下が空いているのでは、ということを(なかば恣意的に操作してますが)言いたい。

私の見解は、「ライトユーザ」と呼ばれている人(薄い層)にも種類があって、たくさんあるものを体験したい、という気質の人(仮にリスナー指向と名付けた)にアピールすれば、そこそこいけるんじゃないかということです。

たとえば、漫画喫茶とかでぶらぶらしてる感じの人や、リタイアしたオタクの人、など、両足は突っ込んでくれそうにないが片足は突っ込んでくれそうな人というのは、案外まだたくさんいると思うのですがどうでしょうか。

気長に布教すればいいってものでは…

(言い方が微妙ですが)4.に向かって使う「布教」エネルギーをもうちょっと、左下の領域にまわせばいいのではないかと思うわけです。

(そういう領域がまだあるという前提が必要ですが)

4.の人にとってゲームなんてのは、それを遊ぶ目的で集まっていたとしても、「ところでこの間の結婚式の写真できたよー」「わー見せてみせてー」ていどの話題で雲散霧消してしまうプライオリティしかないです。(そういう経験がある)