SF日記

はてなの質問で「SFを読み始めたばかりの者ですが、ハードではないものでお薦めを教えてください。ハイペリオンやしあわせの理由は読みました」というのがあって、これはオレも一緒になって読むべきだと思ったが、なかなかこれはというものが出てこない。
question:1145099590

アナログゲーム世界において初めての人に「とりあえずカタンでもやってみては」、んでその次は「あとはまぁ適当に好みで…プエルトリコはちょっと重いしなぁ」みたいな脳内勝手二極化が行われるのと相似でしょうか。鉄板のお薦めは誰にだって言えるけど、そこから先は道がない。

そういう人には、この1冊、じゃなくって、2,3冊スジを教えたほうがいいのかなぁ。スジというか…なんというか、自分の薦めた本が相手の認識を変える、みたいな幻想を捨てたほうが、気楽に薦められるような。自分もヘンな人からいろいろ教わりたいもんだ。

SFは1000冊読んでからなんか言え、ということが言われるらしい。それで黙ってしまう人がいるのかも知れないと思った。かく言うオレも、上の質問で発言するほどには読んでないしなぁ…などと思ってしまうわけで。

はてな質問で適当なこと答えると、えらい人に丁寧に指導を受けてしまうかも知れない、という躊躇いもあるし)

マニア内に向けた発言では、よく知らないのにこれがいけないこうしましょう、などと声だけでかい人というのは確かに鬱陶しいかもしれないが、趣味を始めたばかりの人には、1000冊読んでない人が喜んでる姿のほうが信頼できると思った。

アナログゲームは1000種類プレイしなくても、オレのように知ったかが書ける(そういうのをためらうほどファンダムが大きくなってない)ので気楽な趣味だと思った。そしてアナログゲームを始めた最初の年の日記が、今より数倍面白い(本人が面白がって書いているので当たり前だ)し、読んだ人も過去の日記の方が面白いと思ってくれているかも知れないので、みんな気楽に適当なことを言えばいいと思った。