勉強する理由
試験に受かるための勉強が退屈だというのはあるかも知れない。でも試験に関係のない勉強も大抵は退屈だと思う。自分が本当にやりたいものを見つけなさいとか真顔で言う人がいる。そういうのは周りに自分しか大人がいないときに言いなさい、と思う。本当にやりたいものって何ですか、という大人だっていっぱいいるのだ。やりたいことをやった人が、勉強と人生の本当の意味を見つけることができるのだろうか。そうかもしれないな。
自分に関係のない資格試験や方法論の本を立ち読みしてみる。簡単なことに対して面妖な用語と枠組みを使い、こういう書類を作れ、これはするな、こうしろと、鬱陶しいことこのうえない。「自分がやりたい勉強を見つけたほうがいい」人にとっては、要するに何なの、結論だけ教えて、言われた形で書類作るからさ、ということなのかもしれない。しかし、どうでもいいことに用語や枠組みを作るこの人たちの頭の働き自体を、愉快なものだと考えてみてもいいじゃないかと思う。