うんすんかるた(overview)

昨日教わった「うんすんかるた」の概要。とりあえず、ゲームシステムのみ大雑把に書きます。わかりにくくなるので、固有名詞や細かいルールは捨象します。伝統文化の説明っぽくなくてすいません。

概要

5スート・ジョーカーなしのカード75枚による、8人プレイ(4-4のチーム戦)のトリックテイキングゲームです。

トリックテイキングというと「ナポレオン」や、「ハーツ」などが有名です。このゲームはチーム戦なのでコントラクトブリッジに似ているといえば似ているでしょうか。

プレイヤーは、車座に、チームが互い違いになるようにして座ります。

プレイ中の味方同士の戦術的会話(「オレは強いカードを持っているからお前は出さなくていいよ」etc)は禁止。アイコンタクトなどは許容されているようです。

余談
このアイコンタクトしている様子=小さな意思表示というあたりから、「うんすん」が「うんともすんとも」の語源になったとか(本当かどうかは知らない)。ちなみに、「うん」「すん」はトランプでいうエース・キングのようなもので、スートの中で強い札です。このカードを持っているかどうかを味方と知らせ合うことができれば、無駄なく強い札でトリックを取ることができます。

準備

75枚中72枚を9枚ずつ配りきり。
切り札のスートは毎回ランダムで、75-72= 残る3枚の札の一番上をめくって決めます。

プレイ (1):総則

親が台札を出し、それに対して子が付けて一巡まわり、出たカードを見て強弱を比べます。そのラウンドでもっとも強いカードを出した人が、その場のカードを全て取り、「1トリック」としてひとやまにして手元置きます(チーム戦なのでチームの一人にまとめていくのが普通でしょう)。ゲーム終了時、トリックの山の数が多いチームが勝ちです。

このあたりは、普通のトリックテイキングです。

プレイ (2):通常ラウンド

ゲームスタート後、特にことわりのない場合、親が出したスートに従う必要のない「メイフォロー」で展開します。

切り札を出す場合は、カードを「裏向き」にしてプレイしなければなりません。全員が出し終えたところで、裏向きの切り札を明かして、強弱を判定します。

プレイ (3):切り札請求とその後

親が切り札を台札に指定した場合、そのラウンドは切り札請求です。切り札を持っている場合は出さなければなりません。このラウンドでは、切り札であっても表を向けてプレイします。
そして、この後の全てのラウンドは、台札が切り札であるかどうかにかかわらず、親が出したスートに従う、「マストフォロー」ルールになります。

感想

プレイ途中でメイフォロー→マストフォローに変化する、というのと、切り札を裏向きに出す、というところがユニークです。

…しかしまだ、どうやって勝つかはわかりません…。