本屋日記

サルトルの本って文庫では殆ど売ってないのだな。新潮文庫の『水いらず』のみ。『存在と無』は絶版ということなのか。いやなんとなく気になったので、そういうことを考えながら本屋をぶらぶらしていた。

学生ふうの方がふたりで、サンダル履きで、自前の「教育概論」というテキストをそのまま手に握って文庫の棚をうろうろして、巻末の書籍のページを眺めながら、お探しの本がないとお嘆きのご様子だったのだが、「ねぇなぁくそぉ」と文庫の背表紙をこづいたり掌でベタっと触ったりしてらっしゃったのが印象的だった。

後記

絶版ではなくちゃんとアマゾンで買える。高い…。
存在と無 上巻 存在と無 下巻