やわらか戦車について話す

これが何かで一位を取るとかいうのは相当なプロレスなわけだが、一日十分くらいしかネットしない人と話すときの話題として「やわらか戦車可愛いねー流行してるんだよねーなんか本も出たんだってねー」と、つい無難な会話をしてしまう。オレは大して好きじゃないけど一般的には流行してるのか、という感覚の上滑りの上で、流行したことになってしまうという。そのあたりのキャラクターの選択が絶妙だと思った。こういうことは政治に活かせばいいと思ったが、既に活かされているような気がする。

追記

「オレは特に好きではないが一般的には流行してると言われたらそうかも」といえそうな隙間を狙うのは、その人の優越感のマージンに乗せて情報が流通しているとでもいうことかな。対象に批判的な事を言う人に対しては、その優越感を使って「お前は世界が狭いね」と言えるご褒美がついている。

追記:好きか嫌いか

と、このへんまで書くと「そんなに嫌いか」という話になるが、もちろんおれの感想は「好きか嫌いかと言えば好ましいと思いますよ」だ。このあたりにも何か勘違いした人が「じゃぁ黙ってろ」「批判するならお前がつくれ」的なコメントを入れて自動的に火消しにまわってくれる余地がある。