最近の本棚

  • グラディエイター(PS2)
  • あなたに不利な証拠として
  • ネットvs.リアルの衝突
  • アラビアの夜の種族(3)

『アラビア〜』はおれの感覚では文庫として3部に分けて正解なんじゃないかと思う。ハードカバーで読んでいたときは、終盤もう鬱陶しくなって「はいはい」と読み飛ばしていた。分冊になると気分がリセットされるので、あまり真面目に読んでいなかった3部が面白く再読できてる。かなりWiz外伝に忠実(と思う。ゲームも、四室のルームガーダーを順番に倒さないと再生するとかじゃなかったっけ)な話が突然自分自身の重みでブラックホールになり始める展開。てんこ盛りの比喩がメリメリ音を立てて別の何かに。というところまで読んだ。

『あなたに〜』は最初の二篇。こりゃぁずるい。町のチンピラの抗争にほんまもんのヤクザが完全武装で乗り込んできた感じ。あぁいや、文体が。生理を感じさせながら、中核については触れずにそこに真っ黒い穴があるのを意識させるように淡々と語る告白調。上手い、というよりも、あまりミステリで読みなれない文体なので、心拍数が上がってるような気がする。

グラディエイターが素晴らしいです

歌を作りました。「突きとか、間合いとか、最初に言い出したのはほにゃらら〜」しかし今検索したら既に北斗の拳MADで似たものが作られていました。

…私たちが通う、私立やつざき学園には、剣奴なら誰でも信じる伝説があります。「50日以内に興行師マゲリウスに借金を返済した者は、解放奴隷として永遠に幸せになれる」…

GLADIATOR ROAD TO FREEDOM REMIX アーテイン ベスト

GLADIATOR ROAD TO FREEDOM REMIX アーテイン ベスト

いや、本当にときメモっぽい。

時間に追われる育成要素やカレンダーにスケジュールが振られている、という共通項もあるが、意外とプレイ時のフィーリングも似ているような気がした。ときメモをやるとき、自己投影してしまうと自分自身にアレルギー反応が起きるので、気持ちの表面をつるんと硬質化させて、特別ネタとしてプレイしてる気がする。それと同じことがこのゲームでも起きているというか。いきなり木剣で殴り合いが始まり、三試合目には真剣を手渡される。まだチュートリアルすら始まっていないのに殺し合い。あまりのゲームのまっすぐさに笑いがこみ上げる。ときメモにおけるネタとしての「恋愛」がこのゲームでは「殺し合い」になってるのではないだろうか。

ということを今書きながら考えました。