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読んだログ(『狂人の部屋』)

ミステリも小説じたいも、ちゃんと読み通したのがすごく久しぶりな気がする。狂人の部屋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1801 ツイスト博士シリーズ)作者: ポール・アルテ,平岡敦出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06/15メディア: 新書 クリック: 8回こ…

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高丘親王航海記, 澁澤龍彦

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帰ってきたソクラテス, 池田晶子 これは楽しい本だなぁ。「これって(おれの身の回りで言えば)あの人のことだよね」と思いたくなるような類型的な人物がいろいろ出てくる。つまり自分もどこかに描かれているんだな、という気になる。だいたい次のようなこと…

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『アークエンジェル・プロトコル』, ライダ・モアハウス 何冊か並行して読んでいたはずだが、片付けしてなくて忘れてしまった。多分に意志の力と時間の感覚が足りない。

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『復讐への航路』,エリザベス・ムーン 『「資本」論 -取引する身体/取引される身体』,稲葉振一郎 ぼちぼち読んでる。 歳を取って、生活の何の役にも立たない本というのは人生の速度を(どんどん)下げる、ということを理解した。やめるのではなく生活の中で…

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灼眼のシャナ 1 銀英伝 1(創元版) ロケットガール 1 風呂の脱衣所のかごの奥から、エリザベズ・ムーンの『復讐への航路』が出てきた…。けっこう前作が地味で好みだったのでうれしい。

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『フランス革命史』, ミシュレ なんたる散文! というか、40年くらい遅れて同時代人が書いたものなので、予備知識がかなり省略されていて自分にとってわかりづらい。 『つっこみ力』,パオロ・マッツァリーノ なんたる駄文! うそ。アルファブロガーにはなれ…

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『ナショナリズム』,浅羽通明 『制服少女たちの選択 after 10 years』,宮台真司 『四季 春』,森博嗣 『四季』こそついていけねぇよ、という感じするが、まぁこれはファンウェアみたいなものだから仕方ないのか。ここまでの話を読み返さないとダメっぽい。

最近の本棚 (組織を強くする 技術の伝え方)

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)作者: 畑村洋太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/19メディア: 新書購入: 8人 クリック: 61回この商品を含むブログ (81件) を見る言ってることはだいたい、自分の直感にフィットすることだった。教育と…

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ひとりっ子 「ルミナス」まで。 「行動原理」はコンパクトでいいな。SFってどんなの読んでるんですか? って聞かれたときの説明なんかに。(そんな機会ねーよ!) 「ルミナス」はどんな超絶理系SFなのかと思ってた(90年代SF傑作選で持っていたはずだが読ん…

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ミステリーズ さよなら妖精 『さよなら妖精』は、「胸を打つ話」というよりも、非ミステリの感。登場人物の探偵能力が何の役にも立たないところとか。なんでもかんでも「日常の謎」ばなしとして読みたがる読者に対して怒ってるんじゃないのか、これは。悪意…

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グラディエイター(PS2) あなたに不利な証拠として ネットvs.リアルの衝突 アラビアの夜の種族(3) 『アラビア〜』はおれの感覚では文庫として3部に分けて正解なんじゃないかと思う。ハードカバーで読んでいたときは、終盤もう鬱陶しくなって「はいはい」と読…

最近の本棚 (『夜は短し歩けよ乙女』)

夜は短し歩けよ乙女 (isbn:4048737449) 11月の学園祭の夜のまま結晶してしまったようなへべれけ空間。文体は誰かの日記に似ている。快調な50ページ。 このまま最後まで書ききってあったらおれは感動して「これはweb日記書きの20年後についての小説だ。私には…

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ウィザードリィ アスタリスク(NDS) アラビアの夜の種族 ネタで始めたが、寝床でDSで遊ぶのが便利でやってしまう。多少バランスがアレでも、構造的にwizなので、先を見たくなってしまう。「前衛がかなり不安になってきたんですけど、おれのプリーストはいつ…

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大聖堂 下巻に入る。物語全体で見ると後半だが、展開の前倒し具合がいい感じ。裏表紙にあるベタな惹句だけ読むと「あーはいはい」と思うが、出来事が起きるのが、予想よりずいぶん早い。残りのページに何が書いてあるのか、予断を許さない。表面的にはご都合…

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大聖堂 スピノザの世界 家事をしなくていいから読書時間が増える筈なのに、いっこうに本を読む機会がつくれないな。 『大聖堂』は、これを原作に使ったボードゲームのために読んでいる…わけでもないが、普通に面白い。映画化されても消化不良かも知れないが…

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大聖堂 やっと上巻読んだ。思わせぶりなところがなく、骨太で面白いけど、現代的。現代的な術策を中世の素朴な人に演じさせているがゆえの面白さ(読者は観察者としての余裕が持てる…必要以上に人間ドラマに気持ちをわしづかみにされないというか)というの…

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大聖堂 ボードゲーム世界に突然発生した「大聖堂」読み欲(大聖堂をモチーフにしたボードゲームがそろそろ日本で扱われるから)にならっておれも読むことにした。まだ1巻の最初。

「太陽」を観てきた

一国の王になってしまった人の子供っぽい感じとはこんなかな、と思いながら観た 鯰の爆撃。皇居と待避壕をうろうろしてるとそういうリアリティって話か。 現人神の気分はどう? にフランクにマジレスしてしまうイタさ 明治天皇がオーロラをごらんになられた…

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昭和史,半藤一利 CDもあるらしい。→半藤一利 完全版 昭和史 第一集 CD6枚組 重いので寝転がって読んでいるとすぐ眠くなる。全然読めない。それと、買ったあと二部の本だったことを知った。

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「関係の空気」「場の空気」 時間つぶしで流し読み。例が多くて読みやすい。 空気は日本語の問題だ、として、スキルが高い人に対してきちんとした日本語を要求する、というのはちょっと新鮮に感じた。みのもんたや小泉純一郎のような人の言葉遣いの特徴に、…

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(DVD) ドッペルゲンガー 『赤緑黒白』,森博嗣 『グーグル・アマゾン化する社会』,森健 『100の悩みに 100のデザイン』 ドッペルゲンガー 企業内の研究部署で働く天才ロボット技術者の役所広司が、追いつめられていくうちに自分の分身を見るようになる。分身…

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名探偵 木更津悠也 「交換殺人」。話の前提や、こうしたらこうくる筈、という人間洞察の中に、何か間違ったものを含みながら展開する、論理的な悪ふざけだと思う。一見緻密な議論。しかし何かが隠蔽されている。可能性を次々にあげては潰すという、ミステリ…

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赤緑黒白,森博嗣 150ページほど。慣れてしまうといけ好かない会話も気の利いた論理の遊びに読めて心地良い。大ネタについては知識ゼロで読んでいるのでそれを早く知りたいというのもあるかな。最終巻だし、いつもより楽しんで読んでる。「友達」でなく「お友…

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GOTH 読了。この人こうだから、と思って読んでるけど、予想の3割り増しくらいで良かった。最後のカタルシスが意味を持つように、連作短編の中に「僕」の心理の動きを感じさせるような描写をもう少し盛り込んで…とかやってると傑作になってしまう。ラノベだか…

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GOTH またもや1/3。長さというより、短編で頭を切り換えるのがしんどいんだおれは。そうでした(SFマガジンの掲載小説とか、ほとんど読めない)。 まほろ市の殺人 秋 - 闇雲A子と憂鬱刑事 これは四季全部読むもの…じゃないよな。ニヤニヤしながら読んだが、…

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GOTH コーヒー飲みながら「暗黒系」「dog」。 この薄さですら一息で読めないとはなんたる。内容は普通っぽいです。トリッキーな書き口は笑うところで、それをさっぴいた後に残る情感を楽しむものかな、と。「僕」の人物像も描写が控えめで、ステレオタイプに…

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名探偵 木更津悠也 カバーせずに読んでいると名探偵というのが若干気になる。二篇読んだが、難解だ…。いや、やろうとしていることが全然わからない。何だ白幽霊って。どうするの。実は何も考えてないとか…?と狷介な感じで読み進めて最後に萌えるという読み…

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ビッグバン宇宙論 まだ下巻が2/3くらい残ってる。なんだろうな。テーマも展開もド直球だし、魅力的なのだけど、その魅力は、筆者の事実の整理の手法が優れているところにあるのじゃなく、「わかる」というエクスペリエンスをエンタメ的に提示する方法を探っ…

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『鉄鼠の檻』 夏の京極。実家に置いてあるので読んだ。もはやオチはどうでもいい…ということか。それは不満ではないし、禅ばなしによる状況の解体は楽しかったが、全体的な話運びにもっさり感を感じた。 『失敗の本質』 読み中。 『プロレゴメナ』 ひきつづ…