今週の読了

来年は隙間の時間を使ってちゃんと本を読みたい。読んだものを手帳につけてるつもりだけど、まだ大雑把だなぁ。
『夜の蝉』。男が読むとちょいとこれは持てあます。誰かと話してもやもやを晴らしたくなるというか…。とりあえず今までのものを全部読んでから人に奨めてみようと思った。
『アラビア〜』は再読。どのレイヤで誰が何を語ってもマジック、という文体だった。すごい小説を読んだというより、酩酊状態になる飲み物をちびちび飲んでいた感覚。物語に没頭しようとしても「そこでマラーか」とwiz脳*1が発動したりで、我に返ってたかも知れない。
『夜は短し〜』は、どこまで客観視して読んでいいかわからず評価不能。おれの脳内の黒髪(熊本の大学の近辺の町名)も、この小説の中の空間に地続き。ふわふわ書いてあるみたいだけど、春夏秋冬、ページをめくるごとに現実が近づいてくる感じがする。

追記

感想をちょっと見て回る。そうそう。頭の中が友引町のまま大学生になってしまった人の落とし前のつけかた、みたいな感じ>『夜は短し〜』

*1:もしwizardryプレイヤーに「〜派」という区分を設けるのならば、おれは「マロールって言うなマラーだよ派」と呼んでもいいかもしれないが、そんなものに派をつけて何かの政治的構図を書きたいわけではないので、どうでもよかった。