今更ながらプエルトリコは傑作

プエルトリコ」の大会が日曜にあるので、脳内でプレイをシミュレートしてみているが、よくわからない。
手番が来たら行動とそのオプションを、多くて3〜4択の中から選んでいくだけなのだが、明らかにAよりBがいい、という明快な選択とは限らない。そのわからなさが「運」なら楽なのだが、運の要素はごく少な目。
普通考えればAよりBが1点多く取れるが、この場の流れで他プレイヤーの動きを予想するとAの方が得策かも…といった、他人の行動を予測する必要のある選択がどんどん出てくる。

不確定要素がおもに他人の行動にあるというか。*1

他のゲームでも突っ込んで考えればいろいろあるのかも知れないけど、プエルトリコは、考えるだけの甲斐があるような気がする。

駒やタイルの数が多くて、初めてプレイすると、ゲームに慣れてない人は頭が痛くなる。このゲームを情報ゼロから「面白い」と思えるまで退かずにやった人は偉いと思う。人類ではじめて牡蠣食った人なみ。

「ラー」(1)から「プエルトリコ」(7)までのaleaのクオリティの高さはほんとすごい。絶版がリプリントもされてるけど、オリジナルで集めたい…。

*1:それゆえ、プレイが最適化された熟練プレイヤー同士が遊ぶと、単なる覚えゲーになる危険性もある。でも、うまい人が言っていたことだけど、1000回そこらやった程度では、完全に最適な手筋は見えてこないそうだ。