買った本

『失敗学』は、昨日の本とのつながりを読んでみたいと思ったので。
『鬼』…冒頭の表題作の一編だけ読んだが…そうか…。出版社を確かめて期待値を設定するべきだったか。(結末がたまたま宗教的なとってつけだっただけで、これは出版社に必要以上に母体とのつながりを見ようとする偏見かも。*1
『夜叉御前』これも冒頭の一編だけ(「時じくの香の木の実」)。しかしこれは…SFだ…。圧縮された結末、語られなさは、ちょっと軽めのジーン・ウルフのようだ。

汐の声

あと、「汐の声」の評価を少し修正。あれは話が怖いのではない。作者の残酷さが怖いのだ。もし、あの結末のページだけを取り出して絵だけを眺めたら? …怪談というフォーマットは、そのときの「***」という感情を、増幅させているのだと思う。
だから、トラウマ…と言ってしまうのは…ムニャムニャ…。