段ボール部・プレイログ

チンギスハーンは、モンゴル/中国のふたつの勢力のコマを、プレイヤーごとに伏せて置いていくゲーム。両者、万里の長城のあちら側とこちら側、適切な方にいればプラス。逆ならマイナス。コマ置きが秘密で自由度が低いのを、万里の長城のほうを曲げて(んなアホな…)、得点が自分に有利になるように仕込む。コマ数も勢力分布も対称で、ガチといえばガチ。でも、運の要素もあるので、わりと気楽に楽しめる。

アルハンブラ」のダイスゲーム。どうせダイスだからなぁ…という期待値で臨んだら、これがなかなか楽しかった。通常のダイスゲームと基本的な仕組みは変わらない。ヤッツィーヘックメックなんかと同じように、複数ダイスを一遍にふる→一部ふり直しして同じ出目を溜めるようにチャレンジする。

単にふり直しを含めて何個同じ目を出すか、だけではなくて、もう一つ外に長期的なスコープが設定されていて、(ここがアルハンブラ的得点システム)悩ましい。ねらい目が定まってくるに従って、少しずつ手が狭くなっていくので、どこかで勝負に出る必要があり、必然的に盛り上がる。ダイスゲームにきちんとドイツゲーム的なラッピングが施してあって好感が持てる。

バグダッドは、30分前後で遊べる好ゲーム。手札がだぶつき気味になるのをどう上手に消化するか。